2015年07月31日
お茶の子
工場の横に、突如、お茶畑が出現・・・イリュージョン。
いえいえ、ポット幼木です。
お茶を作るためのお茶の木は、品種管理のため、「挿し木」という方法で増えます。
種(タネ)からですと、雑種の木に育ち、均一な栽培ができないからです。
「挿し木」とは、木の枝を、直接、土に挿して大きくしていく方法です。
まだ幼い木ですから、ちょっとした環境変化に対応できないので、優しい環境に移動したりしてケアします。
油断すると、すぐに枯れてしまいます。
いよいよタフに育ったなぁ、とGOサインが出れば定植(本圃場への植樹)し、そこで何年もかけて根を張り、一人前の成園(大人の畑)になるんです。
そう、何年も、手間ひまかけて。
静岡の茶園景観は、人力の植樹事業による、アート・・・ということです。
松野のアートも、是非ご覧になってくださいね!