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クリーンティ松野
クリーンティ松野
静岡市葵区、松野の地は、根野菜にも適した土壌を持ち、 起伏に富んだ地形のもと、絶妙な日照量により、 豊かな茶栽培が実現しています。
味わい豊かな「まつの茶」を、どうぞお愉しみください。

2015年05月27日

緑茶の輸出・・・

この業界では、緑茶の輸出に活路を求めようと動く流れがあります。

和食、いわゆる日本の食文化は世界遺産になっているわけで、緑茶もそんな一部。

健康にも優れ、世界が注目しているから、世界が需要しているから・・・と。

当社の観光誘客だって、もちろん海外の方も対象としています。

英語やフランス語、中国語の案内資料は、だからこそ作ったわけです。

グローバルなレベルで、和食需要、緑茶需要は確かにあることを実感しています。

しかしながら、障壁もあると思います。

台湾政府は、日本産緑茶へのトレサビリティ強化を義務付けたそうです。

中国政府は、事実上日本緑茶(静岡茶)を禁輸したままです。

日本文化に注目してくれている、近いからこそ需要供給流通路を構築しやすい隣国でも、こうした有様です。

中国台湾もお茶の生産国、我こそ本場と自負するお茶処・・・「笑止千万、日本茶に勝手はさせないぞ!」という強い気持ちもあるかもしれない。

需要があって供給していく・・・好き勝手自由に・・・それは今尚難しいものです。

尚、和食の中の緑茶は、世界の方が興味本位で飲むには・・・ちょいと苦すぎると思います。

根っからの日本人でないと、日本人になりきらないと、この味覚文化を消化できないと思います。

日本フリークのイタリアの友人は日本緑茶を「木の汁みたいで気持ち悪い、苦くて不味い・・・けれどカッコいいから我慢して飲む」と言いました。

それから後、彼女は変わらず日本フリークではあるけれど、緑茶はリピートしていません。

わかるかな・・・わかんねだろな・・・松鶴家千とせさんじゃないですが。

日本緑茶のグローバル化は、神秘の追求にも似た難しさがあると思います。

日本人自身が「日本」であるとか「和」、あるいは「ジャパニズム」と国際宣伝しようとすると、それなりの反発もあるわけで、やっぱり難しいものです。

海外の方に国際宣伝して貰えるときだけ、それなりに成功してきたんですよね・・・。

ああ・・・なんて奥ゆかしいんだろ!

緑茶の輸出・・・


タグ :静岡茶


Posted by クリーンティ松野 at 11:27
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